社家通り(しゃけどおり)
独特の雰囲気を感じる静かなたたずまいを今に残しています。。
- 1,北島国造館
- 北島国造家は、皇室の祖神である天照大神の御子神で天穂日命の子孫です。北島国造家に伝わる祭柁の道に従い、大国主大神の御神徳を広めるため設立された神道教団「出雲教」の総本院です。 国造とは、古代日本における地方宮の職名で、「くにのみやっこ」と呼ばれていましたが、大化の改新以降、出雲大社の祭祀を司る名誉職としてその名が残り、「こくそう」と呼ばれて今に至っています。
- 2,亀の尾の滝
- 北島国造館の庭園に古い池があります。池には亀山(かめやま)からの滝が流れ込んでいます。池の中には小島がありスウナヒコナの神を祀った天神社があります。医療・酒造の神様として、また国造りの神様としてお参りされています。深山幽谷の気配が感じられるスピリチュアル・スポットです。大国主神と一緒に国造りをされた神様ですが、温泉を発見された神様でもあることから健康の神様としても親しまれています。
- 3,四脚門
(しきゃくもん) - 出雲大社の荒垣の東を流れる吉野川に架かる橋を渡ると、北島国造館入口に四脚門があります。この門は、出窓大社関係の建造物の中で最古のもので、「二重亀甲に剣花菱」の家紋が浮き彫りになっています。欄間には竜、背面には鯉が彫られ、桃山時代風の面影を残しています。
- 4,命主社
(いのちぬしのやしろ) - ご祭神は神皇産霊神(かみむすびのかみ)です。この神は造化三神のー往で、大国主神が八十神から焼石のと難をお受けになったとき、キサカイ姫、ウムカイ姫の二神をお遣わしになり大国主神を助けるなど大神の国つくりの大事業を助けられた神です。造化三神とは、古事記によれば天地が定まらず、まだ混沌としていたときに、最初に現れた三柱の神を言います。この社の裏から弥生時代の銅戈、翡翠の勾玉が発見されました。
- 5,ムクの巨木
- 命主社の境内にある巨木で、樹齢千年と言われています。高さ17メートル、根元回りは12メートルもあり、板状の根が発達し、2メートル近くも根上りした見事な巨木で昭和51年に島根の名樹に指定されました。
- 6,真名井の清水
(まないのしみず) - 遠い昔から絶えることなく湧き出ており、「島根の名水百選」に選ばれています。出雲大社の神事に関わる神聖な水として11月23日に催される古伝新盤祭の祭事の中で国造の寿命を延ばす「歯固めの神事Jには、この井戸の小石を用いる習わしとなっています。
- 7,社家通り
(しゃけどおり) - 真名井、宮内や御宮通りには、かつて出雲大社に奉仕する神職の屋敷が立ち並んでいました。築地塀に囲まれた屋敷です。特に、出雲大社から東に向かう真名井通りには、北島国造館前の竹下家など典型的な社家屋敷の様式が残されており、清閑なたたずまいを今に残しています。
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